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2003年11月12-16日、ベルリン国際見本市会場では上記のテーマで展示・販売のための催しが開催され、BMKは視察に訪れた。これまで報告したような展示主体、対象を限定したものではなく、広く一般消費者を対象としたもので、多くの訪問者に混じって雑踏をかき分けての取材となった。
インド物産ショップ KABISH
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会場の「匂い」
会場に入ると甘いお香が漂い、アフリカ、アジアのエキゾチックな物品がところ狭しと並んでいるのに気付く。どこかで見たような雰囲気・・と記憶をたどること数秒、日本での経験が浮かび上がる。サンシャインシティーのワールドインポートマート、それに他ならない。東京のものは常設だが、こちらは会期中のみとあってエキゾチックファンの品定めする目はかなり熱い。
ドイツでのエキゾチズムの対象は、何といってもアジアとアフリカ。アフリカの民芸品、インドのアンティーク?などの展示・販売が多い。
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日本のプレゼンス
ここでは日本もエキゾチズムの対象。「日本の生活様式」というコーナーが開設されていたが、残念なことに日本からの出展は一つもなく、ドイツのショップが商品を並べ、日本の文化を紹介する。
ベルリンの家具店 TAIYOは、茶室を設け、かなり本格的に茶道を紹介する。「ドイツ語では、“茶の礼式(Teezeremonie)”といいますが、本来は“茶の湯”と言って、千利休が・・」とデモンストレーションの師匠の説明もなかなか本格的。集まった観客も聞き入る。
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茶の湯のデモンストレーション
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市場レベルでの文化相互理解に本格的に貢献する展示がある一方で、誤解を助長するようなものも少なくない。
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どこかで見たことあるような・・
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ドイツの旅行商品
日本、アメリカと並ぶ旅行大国ドイツ。ドイツ人旅行者を見ない国は少ないだろう。日本人の旅行と異なるのは、滞在型、長期の旅程ということだろうか。ドイツ人サラリーマンが長い休暇を取るということは、ヨーロッパでも恵まれた部類に属するが、バカンスシーズンには2週間連続で休暇に出るというのも珍しくない。ほとんど同じホテルに宿泊し、周辺の街にエクスカーションにでるというのが普通だろう。
BMKのお勧めは、ライン、ドナウ、エルベを始めとするヨーロッパの大河をキャビン付きの船で行く川のクルーズ。VIKING社 (www.vikingrivercruises.com) はライン川4日340EURからとバラエティーに富んだコースを設定している(要問い合わせ)。のんびり、ゆっくりと風景を楽しみたい旅行者にお勧めしたい。
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自分で行く
旅は自分で行くもの。しかし実際には旅行会社が企画したツアーに「乗る」ことも多い。ドイツ人に限らず、ヨーロッパでは、自分で自動車を運転し、あるいはペダルをこいでの自転車の旅行というのも人気がある。この旅行市には、自転車旅行やキャンピングカーの展示もあり、商談も行われていた。
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自転車旅行のパンフレット
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キャンピングカーの展示
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会場を後にして
近代以前、戦争は主要な文化交流の経路だった。戦争によって古代エジプトに戦車が伝わり、オスマントルコとハプスブルク帝国の戦いではヨーロッパにコーヒーが伝わり、コーヒーショップの文化が花開いた。従軍した兵士が進軍先で異国の文物にふれたことも、捕虜が料理や工芸を伝えたこともあっただろう。近代においてもドイツ人捕虜を通して日本にバームクーヘンが伝わったということを聞いたことがある。もちろん幸福な伝わり方ばかりではなかったのだろうが。
現代においては外国の文化はどう伝わっているだろうか。教養人なら外国語で書かれ、あるいは翻訳された書籍を通じてということも、もちろんある。しかし一般には、貿易によってもたらされた商品、あるいは旅行先で見、体験した文物を通じてというのが主流ではないだろうか。そのように考えると輸出入や旅行業に携わるものにも見識とモラルが求められる。営利追求のための活動においても、誤解を助長することなく、文化の相互理解に貢献するような経済活動を期待したい。【長嶋】
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