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ツィレの記念碑
像の人物:ハインリッヒ・ツィレ (Heinrich Zille) (1858 - 1929)
設置場所:Sophie-Charlotten-Str.88, 14059 Berlin (Charlottenburg)(建物の壁)
制作者:Paul Kentsch(1930年)/Richard Scheibe(1949年)
建立:1930年(ツィレ死後一周年記念)
破壊/消失:1933年
再建:1949年
銘文:
DIE GEDENKTAFEL NACH 1933 ZUM VERSCHROTTEN GEGEBEN
GERETTET VON ARBEITERHAND
IM JAHRE 1949 ERNEUERT
IN DIESEM HAUSE WOHNTE
VOM 1.SEPTEMBER 1892
BIS ZU SEINEM TODE
DER MEISTER DES
ZEICHENSTIFTES
DER SCHILDERER
DES BERLINER
VOLKSLEBENS
HEINRICH ZILLE
GEB.10.1.1858.RADEBURG
GEST. 9.8. 1929. BERLIN
SEINEM ANDENKEN
DIE STADT BERLIN 1931

コメント:
 ハインリッヒ・ツィレは、ベルリンの庶民生活を題材にイラスト、写真を多数残した芸術家。ドレスデン近郊の街に1858年に生まれ、1867年には家族とともにベルリンに移った。生活は貧しかったが、リトグラフの徒弟として働くかたわら、王立芸術学校 (Königliche Kunstschule) の夜学に学び、後にベルリン写真協会 (Berliner Photographische Gesellschaft) の会員となる。1892年に、この記念碑が掲げられた建物に移り、生涯住み続けた。1924年に芸術アカデミーの会員となり教授の称号を受けるが、その目は、彼が過ごした下町の民衆の生活風景、風俗に向けられた。民衆生活をリアリズムをもって描き、写真に記録した作品は、都市民衆史の貴重な資料である。


 銘文によると、この記念碑は1933年以降にスクラップにされたが、労働者の手によって救われ、1949年にこの場所に修復されたということ。しかしここにあるものは、最初に作られたものではない。
 1933年にファシストによって取り外され、スクラップになるところを 救われ、保存されたという叙述がある (www.luise-berlin.de/Gedenktafeln/Index1024.htm)。ツィレ自身はユダヤ人ではないようだが、その作品が自由主義的ないしユダヤ的と見なされたゆえのことだったのか。碑文にある労働者の手によって救われたというのはどういうことなのか、今回の調査では突き止められなかった。
 ツィレの立像は、マルク地方博物館 (Märkisches Museum) の敷地に建てられている。ニコライ地区には、ツィレを記念する博物館があり、その作品や生涯を紹介している (Propstraße 11, 10178 Berlin (Mitte))。【2005年5月14日】【長嶋】

参考文献:
Eberhard Fromm / Hans-Jürgen Mende (hrsg.), Die Berliner Ehrenbürger, Berlin 1993.
Brigitte Schellmann (hrsg.) Ehrenbürgerinnen und Ehrenbürger - Berlin 1813-2002.
Hans-Jürgen Mende / Kurt Wernicke (hrsg.), Berliner Bezirkslexikon - Charlottenburg-Wilmersdorf, Berlin 2005.

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ツィレの住んだ建物
Sophie-Charlotten-Str.88
ツィレの立像
Märkisches Museum

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