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18世紀のヨーロッパに起こった廃墟趣味。その遺構はベルリンの周辺にも見いだすことができる。ポツダムのサンスーシ宮殿裏「廃墟山 (Ruinenberg)」山頂の人工廃墟、フリードリヒ・ヴィルヘルム2世がプファウエンインゼルに造営した離宮の様式などはその例に数えられる。
時代は変わって20世紀の世紀末、ベルリンを東西に分けていた壁が崩壊し東西ドイツが統一されるとベルリン、とくに東ベルリンだった地域には、いくつもの「廃墟」が出現した。東ドイツ時代に利用されていなかったり統一後に用途を失った建物やもともと管理・修復が行き届かなかった建物が市街地の中に現れ、統一後の混沌の中であるものは無許可で住み着く者の住処となり、あるものは本来の用途を変えてイベント会場のような商業的施設として利用されるようになった。
21世紀となった現在、完全に取り壊されたり完全に改修されてしまったものもあるが、一部は廃墟的な外観、内装を残したまま利用され、将来にわたって「廃墟」として維持されようとしているものもある。そこに住み着く住人、そのような施設を利用する人々は、それらの廃墟に何を求め、何を見いだしているのだろうか。管理社会へのアンチテーゼ?、隠れ家的な居心地の良さ?、あるいは巣窟のような危険な香りだろうか?
いずれにしても「廃墟」に何かポジティブなものを求めていることは明らかで、それだからこそ廃墟が廃墟として残されている。この、1990年代以降のベルリンを象徴するかのような廃墟崇拝を、我々は「ベルリン廃墟スタイル」と名付けてここに紹介することにした。なおこの企画は当サイトと onlyberlin(urbanscript.onlyberlin)の共同プロジェクトであり、両サイトに置かれた記事を相互にリンクさせることによって構成されている。(2006年11月26日、forum bmk 長嶋)
目次
・タヒェレス (Tacheles e.V.) (forum bmk)
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タヒェレス(裏側から)
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かつての商品の殿堂は、時代の波にもまれ現代アートの殿堂に。廃墟が芸術家にインスピレーションを与える。
所在地:Oranienburger Str. 54, 10117 Berlin
Googleマップへ
・ハウス・シュヴァルツェンブルク (Haus Schwarzenberg)(onlyberlin)
数年前には市の再開発計画によって取り壊しの危機に立たされたものの、住人たちで作る自治組合の必死のプロモーション活動によって、なんとか延命措置がとられたといういわくつきの建物。
所在地:
・「火曜の晩餐会」(Bötzow Brauerei)(onlyberlin)
ビール工場跡地を利用したアングラクラブ。「無料」晩餐会が人を集める。さてそのスポンサーは?
所在地:Prenzlauer Allee 242-247, 10405 Berlin
・Clärchens Ballhaus(onlyberlin)
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Clärchens Ballhaus(ファサード)
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廃墟のような建物を利用したダンスホール。醸し出されるノスタルジーは作り物ではない。
所在地:Auguststr.24-25, 10117 Berlin
以下編集中
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