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中庭へ 【2005年10月31日】
都市で一般的な家屋となると集合住宅なのだが、現代の集合住宅では、建物全体の入り口にインターフォンが備え付けられ、それが各部屋と繋がっている。その玄関の戸は、その建物の住民が持つ鍵で施錠されているので、一般の訪問者は、インターフォンで訪問先にコンタクトして、部屋から解錠してもらった後にはじめて中に入ることができる。そこから各部屋までは、エントランスホール、中庭、階段を経て到達するのだが、建物全体の玄関を入るとそこはすでに建物の「内側」が始まっている。
そしてこの内側、特にエントランスホールを見ると、建物全体、そして各部屋のグレードがどの程度なのか想像できることが多い。またそこに余分なものが置かれているかどうか、掃除が行き届いているかどうかで、その建物の管理がどのようなものであるかも分かる。
ごく質素で単なる通路といった素っ気ない玄関もあれば、床には大理石が敷かれ、壁には鏡が埋め込まれたり、天井にはシャンデリアが輝くといった玄関もある。その建物の住人でないと普通は見られないのだが、中庭へのトンネルをいくつかの例を紹介しよう。【長嶋】
例1)
シャルロッテンブルク地区には、かなり豪華な集合住宅もあるが、この例は壁に大理石(人造?)が使われているもののおとなしい方だろう。曲線を多用した扉の窓は、アーチ状の梁や天井ともよくマッチする。壁や天井のレリーフは、各部屋の中にも同様のものが作られているのだろうか。
(シャルロッテンブルク地区、クノー・フィッシャー通り)
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例2)
これは、上の例と比べると床や壁、鏡など豪華には見えるが、装飾過多という感じもする。シンプルな照明は、後から付け替えられたものだろうか。改修が行われているかどうかにもよるが、装飾は、その建物が造られた時期の流行にも左右される。
(シャルロッテンブルク地区、カイザーダム通り)
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